特殊景観工法の工程と施工例です。
ここからは塗装工事や防水工事とは別に、特殊な景観工法を紹介してみます。もちろん全て当店にて施工してきたものです。 普段何気なく見ているコンクリートを一つの飾りとしてアレンジし、建物の一環として引き立てることが出来ます。 ↓ここは玄関の階段をスプレーデッキ工法で施工しました。スプレーデッキとは専用骨材を吹き付ける工法です。
↑施工前↑ 既存のコンクリートは少なからず“レイタンス”という余浄水が表面に出てきます。そのレイタンスを高圧洗浄でしっかり落とします。 洗浄が完了後、乾燥させた後ビニール養生します。
それから塗装と同じく下塗りを行います。下塗り前にクラックや欠損部があればカチオンで補修します。
↑プライマー下塗り中 ↑同じく下塗り中 下塗りは水性カチオン系のプライマーです。臭いは殆どありません。
下塗り完了後、目地となる色の骨材(ファーストコート)を鏝で塗りつけます。
←ファーストコート施工後 乾燥が速いので段取りとスピードが命です。
ファーストコートは気温により異なりますが、大体1〜2時間程度で固まります。 感想したらテンプレートという型紙を貼り付けます。いろんなパターンの型紙がありますが、施工要領は変わりません。
テンプレート貼り付け後、ファーストコートと同じ材料を今度は吹き付けします。これをセカンドコートと呼びます。 吹きつけは専用ガンを使いますが、この専用ガンは特殊で下向きに吹きつけ出来るような設計になっています。
↑セカンドコート吹きつけ後↑ セカンドコート施工後はファーストコート同様の時間乾燥させ、上がっても平気な位固まったらテンプレートを除去します。
←テンプレート除去中 目地色が現れてきます。表面には白と黒の骨材を吹き付けしていますので、石材調っぽい仕上がりとなります。当店はこの作業をゴマ吹き等と呼んでます。
テンプレート除去後表面をブロワとホウキを用いて清掃し、ついでに目地の補修やタッチアップを行います。 ↓最後に仕上げ材となるクリアー塗料を塗装し完了となります。
↑クリアー塗布後↑ クリアーを塗布することにより色の濃淡が出てはっきりしてきます。少し濡れ色になった感じです。 今回は蹴込み部分をパターンなしとし、端部や角はマスキングテープでオリジナルボーダーを作りました。
↑完了↑ 仕上がりは表面がザラザラしているので、滑り止めの効果もあります。床タイルを張るよりはずっと安いし、仕上がり感も作り物っぽくないので私的には結構気に入ってます。部分的にボーダー目地やアクセント目地を作るとより一層カッコ良く仕上がります。 ↓同じく施工例 ビフォーアフター ↑マウスを置くと画像が変わります↑ ↑マウスを置くと画像が変わります ↑クリアー塗布中 ↑マウスを置くと画像が変わります↑
次はスタンプコンクリートを紹介します。こちらは吹き付けではなく完全なコンクリートのアート工法です。 素材はコンクリートなので耐久性があります。デザイン性も豊富で色んなバリエーションがありますので、施主様の好みに合った施工が可能です。 スタンプコンクリートは土間コンクリートを始め、外壁や駐車場にも施工可能です。
↓新築の玄関 コンクリートを打設後数週間が経った状態です。 基本的にはコンクリートを打設すると同時にパターンを押していくのですが、今回はすでにコンクリートが打設されていた為、この上からスタンプコンクリートを施工していきます。 ↑スタンプコンクリート材を鏝で均します ↑ハードナーと呼ばれる色粉を塗ります ↑乾燥前にスタンプしていきます ↑専用オイルで濃淡を作ります ↑乾燥後 ↑クリアー塗布中
←玄関土間 施工完了
↑玄関外と階段の下塗り ↑スタンプ中 ↑乾燥後 ↑クリアー塗布中 ↑施工完了 ↑マウスを置くと画像が変わります↑ スタンプコンクリートは主に東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオ等のテーマパークで広く愛用されています。 最近は住宅や店舗にも使われるようになりました。耐久性もよくオシャレなので、ただタイルを張るよりはずっとかっこいいと思っています。 特に色やパターン、微妙な濃淡も変えれますので、自分だけのオリジナル外観を手に入れられます。
↓スタンプコンクリート施工例
↑下地処理中 ↑専用オイル塗布 ↑施工後
↓こちらはスタンプウォールといって外壁や塀などに施工できる工法です。 ↓は既存の塀に部分的に施工しました。元々塗装が施されていたので、一旦完全に塗膜をケレンしてから施工しました。
↑施工前 ↑下地処理中 ↑下地調整後
↑スタンプウォール施工中↑ ↑全景 部分的に施工するだけでもかなり見違えます。↑のようにわざとムラや剥がれたイメージで施工することも出来ます。
←仕上げのクリアーを吹付け中 ローラーや刷毛だと濡れ色がムラになる為、均等に吹付け塗装します。 これで完了!!カッコイイです!!
↓ここからは当店の事務所の改修例です。どうせなので自分達で出来る技術をふんだんに使いました。 ↓こちらはスタンプコンクリートよりももっとデザイン重視の工法で、スコレットといいます。 専用モルタルを塗りつけ後、乾燥前に彫刻します。好きなデザインに彫刻できるので仕様や決まりはありません。もはや完全に自由です。 石像、岩石、岩肌、砂岩etc・・・・もう何でもありなコンクリートアートです。これもあちこちのテーマパークでよく使われています。 (もしディズニーランドやユニバーサルに行く事があれば是非注意深く見てください。壁や床は殆どこの工法で施工されています。)
↑スコレット専用モルタルこて塗り中↑
↑主剤塗り+岩肌彫刻後 ↑塗料で自然な陰影をつけます
←これは錆塗装といってわざと錆に見せた塗装です。 中々良い具合でしょ。 ペンキ屋というよりはアーティスト的な作業です。 美術系の人はとても興味あると思います。
↓これもオリジナルのエアブラシアート 専用ガン(ハンドピース)で塗料を霧状に細かく出し、絵を書いていきます。(私は趣味でもやっています)
↑エアブラシアート中 ↑出来上がり イルカの絵です
↑そんなこんなで当店の事務所の施工完了です。かなり見違えました。 ここまではもはや塗装屋の仕事ではなく特殊な景観工法です。普通の塗装屋さんはここまでしません。 ついでに内装も自分達で手掛けました。内装壁は珪藻土のコテ塗り仕上げです。
こんな感じで当店は塗装のみならず特殊な工事も手掛けています。塗装屋さんはある意味美的センスも重要なので、こういった外観の仕上げ工事は誰よりも得意な分野といえるでしょう。
仕様書 スプレーデッキ工法:SDグラウト(ハチヤ建材) スタンプコンクリート工法:スタンプミックス(ハチヤ建材) スタンプウォール工法:スタンプミックス壁(ハチヤ建材) スコレット工法:スコレットミックス(ハチヤ建材) |
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