用語集「は」行
結城 伸太郎
白亜化(チョーキング)、白化(ブラッシング)、ブリード、ハゼ、バッカー、バックアップ材、などなど。塗装に関する用語を説明していきます。
目 次
「は」行
白亜化(チョーキング)
塗膜が長年の劣化により艶が消え粉化してしまうこと。塗面を手でこすると白いチョークの粉のようなものがつくと塗り替えのサインです。
白化(ブラッシング)
塗料の完全乾燥前に湿気や水で濡れてしまうと表面が白く曇り艶が消えてしまう現象。耐久性にも影響し、白化してしまったら目荒しを行ったあと塗りなおさなければならない。
山形では、10月半ば位に日中温まったトタンが夕方になると冷えて夜露(結露)で濡れてしまうため塗料が乾かなくなります。それが白化の原因になります。
ブリード
塗装したトコが下地の汚れによりシミが浮き出してくること。軒天のベニヤや雨にじみのある天井を水性塗料で塗った時、水性塗料が汚れを溶かし汚れが塗装面に滲みでてくる様子。シーリングの部分だけ汚れが浮いてきたりする。
ハゼ
トタン屋根の繋ぎ合わせ部分。
バッカー、バックアップ材
コーキングの際、目地に詰め込むスポンジのようなもの。コーキングの充填量を調整するもの。3面接着を防ぐ役目も果たす。
パテ
粘土のような材質で乾くと硬化するもの。硬化した後は紙やすりで削ることもできる。ヘコンでるとこを埋めて直したり形を形成したりできる材料。エポキシやポリエステルやエマルション等、種類があり素材に適したものを選ぶ必要がある。
破風(はふ)、鼻隠し(はなかくし)
屋根の軒先の樋が付いてる横長の部分。木板のものや木板にトタンが巻かれたもの等がある。
バリ取り
はみ出して塗ってしまった部分を掃除すること。
パンチングメタル
いろいろな形の模様がくりぬかれた薄い鉄板。
ビス
釘にネジ山がついているもの。釘にくらべ抜けにくくなっている。
微弾性フィラー
模様を付けることができる粘度の高い下塗り材。防水機能をもち、硬化後も伸びがあるため微細なクラックなども防ぐことができる。
ピン
1回塗りのこと。
ピンホール
小さな穴や気泡が原因でできたクレーターのこと。
吹き付けタイル
外壁の模様の名称。エアーコンプレッサーを使い空気の圧力でドロドロの塗料を飛ばし模様を付ける。ゆず肌調や、玉吹き模様、がありタイルガンのノズルの交換で玉の大きさを変えることができる。また玉吹きの模様の頭をプラスチックローラーで潰した模様をタイルヘッドカットという。
フッソ(フッ素)
樹脂の名称。高級すぎてあまり使われないが耐久性、耐候性などはシリコンをはるかに上回る。