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工場の屋根は塗装しない方が良い?

結城 伸太郎

工場の屋根を塗装するなら断然防水加工を推奨します。

屋根の塗装をしても雨漏りは止まりません。 逆に雨漏りを発生させるケースや促進させることもあり得ます。 工場こそ屋根の塗装は一度しっかり考えてから施工しましょう。

工場屋根が雨漏りしやすい理由

工場の屋根、と言われると一般住宅と違い大きい面積のイメージがありますよね。

その中でも多くの屋根は金属屋根かスレートと呼ばれる屋根が一般的です。

金属であれば山型になってる折板屋根(せっぱん)や瓦棒長尺(かわらぼうちょうじゃく)屋根がメインです。

↓スレート屋根

 

↓金属の折板屋根

折板屋根の超速硬化ウレタン防水

 

↓金属の瓦棒長尺屋根

 

スレートでは波型スレートが主に使われています。

どちらもメンテナンスは必須なものです。

 

工場の屋根は広い面積となるので、勾配が極めて緩い設計になりがちです。

何故勾配が緩くなるかを少しご説明します。

 

↓まずはこれは一般的な個人宅の片流れの屋根です。

長さはおよそ10Mとして、勾配が3寸勾配ですと高い所が約3階建ての高さに相当します。

つまり10%の勾配率となります。

 

↓これは工場の屋根の場合です。

長さを30Mにして同じ3寸勾配で作ったとすると、高いところは15Mにもおよび、5階建ての高さに相当します。

建物が長い工場で勾配を作って設計をしてしまうと建築費は膨大な金額になる事でしょう。

 

↓ですので一般的な工場ですと30Mの長さだと0.3~0.5寸勾配程度で設計されます。

このように緩い勾配で設計されるのが一般的です。

勾配が緩いという事は、雨が滞留しやすくなり豪雨ならそれこそ屋根の上が川のように溢れます。

例えば排水箇所である雨樋にゴミが溜まり、排水が悪くなったら雨水が毛細管現象を起こし水上へと伝っていく事になります。

その時こそ雨漏りが発生する要因の一つでもあります。

 

また雪が落ちない懸念もあります。

これは設計上どうしても仕方がないのです。

 

だからこそメンテナンスが一般住宅よりも重要であります。

例えば金属は熱を持ちやすいので、熱で動いたりします。

折板屋根のハゼは一枚一枚貼り合わせて屋根を葺くので、必ず隙間が生まれます。

熱でその隙間は大きくなることもあり、新築してから15年何もしてないが最近雨漏りしだした。

と言うのがこの現象です。

 

15年も経つとそろそろ屋根の塗装が必要なのかな?と思うかもしれません。

しかし雨漏りは塗装しても直らないばかりか、余計酷くなったケースもあります。

これは塗装した事により水捌けがよくなるからです。

スレートも同じように、塗装により毛細管現象がしやすくなり雨漏りが酷くなるケースもあるでしょう。

なので大きな面積の工場であれば塗装より防水塗装の方が圧倒的に有利となります。

 

屋根の防水をする事で隙間を全て埋めてしまうので、大げさに言えば排水が悪くなりプールのように水が溜まっても雨漏りしないのが防水加工なのです。

さらに防水加工する事でメンテナンス時期も長くなり、屋根そのものも傷まず、長期にわたり防水+紫外線から守る塗膜が形成されます。

近年は防水の上塗りに遮熱性能が備わっておりますので、防水+美観保護+遮熱効果という至れり尽くせりの仕様となります。

 

以下屋根形状によっての施工事例をご紹介します。

 

【瓦棒長尺屋根の防水+塗装の事例】

金属製の瓦棒長尺屋根の防水工法についても少し解説してみます。

 

↓施工前 錆で穴が開いていましたが葺き替えるのではなく防水加工でコストが安くなりました。

↓錆止め塗布

↓防水テープ処理

↓防水材吹付

↓トップコート塗って施工完了。

↓施工後のアップ

塗膜は約2mmです。

シームレスに屋根に防水膜を形成しています。

雨漏りも止まり穴もふさがりました。

【工場折板屋根の防水+塗装の事例】

工場の金属製折板屋根の防水加工をした事例を解説します。

元々雨漏りしていた工場で、面積も4000㎡と大きな屋根です。

冒頭で解説した通り、建物が長いので勾配が緩やかな屋根です。

↓0.3寸勾配というとほぼ平らに近い勾配となります。

 

↓赤外線調査前

工場雨漏り

 

↓赤外線カメラ調査を行うと天井に雨漏りしていた事が分かります。

工場雨漏りの赤外線調査

この時点で屋根のハゼから漏れている事が判明し、屋根の塗装ではなく防水をするよう勧めました。

 

↓ジョイント処理

 

↓超速硬化ウレタン防水吹付

厚みは約2mmです。

 

↓トップコート塗布

トップコートは遮熱塗料なので、塗った時点で室温は下がります。

 

↓機械はこんな感じでセットして吹き付けます。

吹き付け後3分後には歩行可能になります。

それが超速硬化ウレタン防水の魅力の一つです。

急な降雨でも防水膜に悪影響は及ぼしません。

 

↓施工後

4000平米ほどありました。

全体にシームレスな防水膜を形成しています。

 

超速硬化ウレタン防水は一度施工すれば今後のメンテナンスはトップコートのみなので、10年おきにトップコートを塗るだけで防水効果は持続します。

工事としても10年間メーカーから保証書が出ます。

屋上駐車場の防水工事事例

工場の屋根とは違いますが、以下のように屋上が駐車場になっている建物にも超速硬化ウレタン防水はとても有効です。

 

↓施工前

 

↓超速硬化ウレタン吹き付け

 

↓超速硬化ウレタン吹き付け後

 

↓施工後

屋上から漏水していましたが、超速硬化ウレタン防水で施工日も短縮でき、車が走っても問題ないほど強靭な防水膜を形成出来ました。

ラインも引き直しています。

まとめ

工場は色んな機械が設置されており、作業員も沢山働いています。

雨漏りして機械が漏電した、働きづらくなった、など工場においての雨漏りは天敵だと思います。

工場こそ長期間屋根を守る必要があります。

 

確かにただペンキを塗るとでは金額に大きく差が生まれてしまいますが、先のメンテナンスを考えると圧倒的にお得だと言えます。

20年間のランニングコスト例として・・・

①工場屋根1000平米の屋根遮熱塗装を5年置きに塗ったとして300万×4=1200万

②工場屋根1000平米の屋根防水施工で同じ10年間で700万(防水10年間保証+遮熱効果)、10年後にトップコートのみ300万=1000万

 

20年間でみるとコストが安くなります。

安くなったにもかかわらず、遮熱効果、雨漏り抑制、と言う機能を考えると、工場は塗装するよりも防水加工する方が断然お得と言えます。

さらにソーラーパネルを上げるとなれば、それこそメンテナンスがしづらくなり、雨漏りしたらもう調査も出来なくなってしまうので、ソーラーパネルを上げる前は絶対に防水加工してからの工事を推奨します。

 

面積が大きければ大きいほど雨漏りのリスクは高まります。

塗装する前に一度屋根の防水も視野に入れておくと良いでしょう。

 

 

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