山形の外壁・屋根塗装、屋上防水・雨漏り修理は、ゆうき総業へ

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M&Aした時の話を赤裸々に綴ります

結城 伸太郎

M&Aは簡単じゃない!慎重にするべし

近年はM&Aについてのニュースと倒産のニュースが相次いでいます。

特にM&Aはものすごいスピードで成長しております。

そんなトレンドな話ではありますが、実は弊社も3年ほど前にM&Aを行いました。

山形県米沢市にある塗料店、丸木屋株式会社です。

今日はその丸木屋についての話を赤裸々に綴ってみます。

 

最初にこの縁談の話が来たのは地銀さんからでした。

本来塗装店が塗料店をM&Aするなんて御法度と言えます。

ただ私は事業再建というものには興味があり、そんな興味半分で面談に移ってみました。

まず第一に大正5年創業で100年続いてる点に大きな刺激がありました。

私は20歳で独立したのでゆうき総業自体が創業25年と短い企業です。

そのせいもあり、歴史が手に入るというところに大きな期待を持ちました。

ただし直近の財務諸表を見るとその期待は慎重なものとなります。

 

若輩者ながら、私は財務関係を見るのは得意な方で、そこそこ金を掛けて学んできたのもあり数字作りは自信がありました。

その私からみても再建はなかなか骨が折れるだろうと予想します。

まずM&A前は社長と事務員2名の3人体制であり、店舗内も一般のお客様は入りづらい店構え。

何よりM&Aを考え始めた社長には再建の元気なんてあるわけはありません。

年齢を考えても事業承継はうまくいかないだろうし、M&A以外は廃業しか道は無かったと思います。

私もにわかのペンキ屋ではありませんので、塗料店をM&Aしたその後の事はある程度の覚悟はします。

村八分を喰らうことも到底予想します。

しかし私はそんな事よりも事業再建をしてこの店を守ってみたい。そんな気持ちが強くなり、側近の役員達も背中を押してくれまして、調印式まで進んだわけです。

ただやはりここからが大変で、案の定塗料業界から村八分を喰らいます。

さらにこれまで丸木屋のお客様だった同業の塗装屋さんも離れていきまして、まぁこれも予想はしてましたが予想通りとなります笑

 

実のところ、M&Aしても穏便な日常であれば本事業のゆうき総業では仕入れ先を変える事は考えてはいなかったので、素直に事業再建をする!という行動そのものを経験したかったのですが、世間はそれを許しませんでした。

丸木屋の事業も悪化させるわけにはいかないので、M&Aしてから1〜2年間は必死でした。

前社長も一年間だけは引き継ぎをするという約束だったので、退任後はさらに客離れもして今後の展開に色々悩みました。

 

まず前社長退任後に、丸木屋の店舗を破壊してもっと一般客が入りやすい店づくりに着手しました。

これには私もワクワクしてきて、素晴らしいデザインで一新させました。

すると店の中の空気も変わり、良い未来が待ってるんではないかと思えるほど生まれ変わりました。

 

店舗は米沢市の一等地にあるのは大きな利点でもあり、車通りが多い路面店です。

誰からみても塗料店とわかるようなモニュメントも作り、とてもオシャレな店舗になりました。

さて村八分されたとは言っても仕入れが出来ないわけでもなく、ただ新たなルートとして、元々塗魂ペインターズ経由で知り合いだった九州の大手塗料店と手を結び、販路を開拓しました。

 

ここはとても運が良いというか、私も塗魂ペインターズを草創期から熱を入れてボランティアしてきましたので、その恩恵がこんなところで受けられるとは思ってもみませんでした。

やはり人間というものは生きていく過程での人脈は生涯に渡り感謝すべきものと改めて思います。

こうして丸木屋を通じて人脈も増え、丸木屋オリジナル商品を開発したり防水や左官資材も仕入れながら、着々と事業再建をしていく事ができています。

今は塗料メインに、防水材、左官材を加えたまさにゆうき総業の多能工に似た多能工用商店となりつつあります(笑)

 

恥ずかしい話、M&Aした時は債務超過の状態でしたが、ちょっと私なりのテコ入れして債務超過は抜け出し、今は利益剰余金のマイナスを減らしていく作業を続けています。

光栄な事に、あと1年でそれも脱皮出来るとこまできました…。

実際債務超過や赤字ポケットと言われるものを自己資本プラスに持っていくのはとても大変な事で、毎年黒字を出しただけでは中々抜け出せない現実があります。

税法の問題もありますが、本当にこれが大変なのです。

 

M&Aしたい方へのアドバイスとしては、債務超過じゃない会社をM&Aするとなると当然高い買い物になるだろうし、かと言って債務超過の会社をM&Aしても労力が要りますので慎重になるべきですね。

たった三年ちょっとですが、ここまでとても長く険しいものに感じます。

これを脱皮して初めて事業再建と言えるでしょうから、まだしばらく頑張らないとですね。

ちなみに私はこれを脱皮するまで報酬は貰うつもりありません。

 

今は売り上げも毎年右肩上がりで増えていってます。

前社長に変わるスタッフにも恵まれ、今はパート含め4名体制で動いてます。(役員含まず)

こうして順調に進むかと思った矢先、今度はナフサ情勢でメイン商品が入らなくなるなど大打撃を受けている今日この頃ですが、私にはどんな村八分も打たれる杭も跳ね除けるほどの仲間がたくさん居るので、私が諦めない限り全ての物事はうまくいく!とポジティブになってます。

もしこのブログが少しでも届いているのであれば、離れていってしまった塗装屋さん、是非また丸木屋からもお取引をよろしくお願いします。

 

今は不眠不休で友人と共に自作したECサイトからも少しづつネットから買われるようになってきました。

丸木屋ECサイト

 

これからも日本の塗装屋さん、防水屋さん、左官屋さんの味方となり、現場のご相談を受け付けていきます。

幸い我々役員は塗装、防水、左官の専門職として極めていってる過程もあるので大体のことはアドバイスも可能です。

工事も資材もとは調子の良い話かもしれませんが、元は本当にただ米沢市の老舗塗料店を守ろうと着手しただけなので、業界を荒らすつもりは毛頭ありません笑

 

小さな店舗ですが、今後も丸木屋は元気に商売していきますのでよろしくお願いします‼️

以下店舗破壊からリニューアルまで。

 

↓道路側に事務所があり入り口が入りづらい設計でした。内部も昔ながらの味気ない内装でした。

 

↓約1000万かけ内外装共にすべてリニューアルしました。

 

↓このモニュメントが私の一番なお気に入り。

バケツは段ボールに防水材を塗布してガラスを貫通したように見せかけ設置してます。

 

↓内装もオシャレにしました。事務所は奥なので店に入ってすぐ塗料が並べられます。

刷毛や左官コテもプロ御用達の素晴らしいものがありますよ。

塗料の色を作れる機械も導入し、その日に指定した色のペンキを提供できます。

 

↓照明もこだわりました。

 

↓完成時の写真 2024年4月

 

↓私が20代に読んで響いた帝王学。貞観政要です。

ここに創業と守成いずれ難きや。と言うフレーズがあり、創業と引き継ぐ事はどちらが難しいのだろう?と言う事に注釈している本です。

 

まさにこの丸木屋をM&Aした事により、創業と守成を二つ味わう事が出来ました。

私の経験への欲求は底なしのようです(笑)

しかし創業と守成は守成の方が私的には難しいと捉えます。

なぜなら破壊からする経営はかなりストレスです。

 

性格もあるかもしれませんが、ゼロから1にする方が私は得意なようです。

 

駄文となってしまいましたが、これからM&Aをしようとしている方に少しでも足しになれば。

ちなみにM&Aは非常にストレスも多く、安い買い物ではありません。

 

気軽にやるものではありません。

慎重に慎重に行い、財務云々よりも結婚に近いものと思ってください。

生涯の伴侶を幸せに出来るのか?を考え、最後は覚悟の上でやるべきです。

元から大した資本がないから尚更でしたが…。

上場企業のマネーゲームとは違います(笑)

 

もっと聞いてみたい方はいつでもコーヒー飲みながら教えますよ♪

ではまた…

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