用語集「た」行
結城 伸太郎
タッチアップ、縦長尺屋根(たてちょうじゃくやね)、ダメ込み、タラップ、段板(だんいた)、などなど。 塗装に関する用語を説明していきます。
「た」行
タッチアップ
塗り忘れや他の塗料がついて汚れてしまったとこを刷毛で拾い塗りすること。先にサビた箇所だけ点々と拾い塗ることもタッチアップという。粗を探して塗ってくこと。
縦長尺屋根(たてちょうじゃくやね)
屋根の形状のことで、瓦棒がついた屋根のこと。
ダメ込み
ローラーや吹き付けでは塗れない部分を先に刷毛で塗っておくこと。ダミ込みともいう。
タラップ
壁にくっついたハシゴのこと。
段板(だんいた)
階段の足の裏が付く部分。階段の平場のことを指す。
単層弾性塗料
ドロドロした粘度が高い上塗り材で乾くと弾力性がある。下塗りナシだと密着が極端に弱い。砂骨ローラーで仕上げたりタイルガンで吹き付けて模様を付けたりもできる。
チャンポン
材料をを混ぜる合わせること。
中性化
コンクリートの強アルカリ成分が空気中の二酸化炭素と中和されPH値9を下回った時に中性化とされる。(コアを採取し、リトマス試験紙を使えばある程度のPH値は測れます。ちなみにPH値7以下は酸性)
元々鉄筋コンクリート造の鉄筋には酸化被膜が形成されている為錆びる事は無いが、コンクリートが中性化することで、その酸化被膜(不動態被膜)が破壊され錆へと進行する。しかし、コンクリート中の強アルカリ成分がある限り(鉄筋付近に)鉄筋の酸化被膜は再生されます。
中性化して鉄筋が錆ると言う事=鉄筋の被膜は再生されず、結果的に改修が必要とされてしまいます。改修時には腐食した鉄筋の防錆が必須です。
現在は中性化防止塗料などが生産されているので、鉄筋の防錆+コンクリート躯体の強化が目的とされます。
出隅(ですみ)
外の角。例えればタンスの角を出隅という。
樋(とい、とよ)
屋根の軒先に付いている雨水を受ける配水装置。雨樋のこと。横に長いのが平樋、壁に付いてるのが縦樋。他にも、呼び樋、這い樋、など形によって呼び方が異なる。主に板金屋さんの仕事。
ドライウォール
屋内に張り合わせた石膏ボードの継ぎ目をパテで平らに埋めた継ぎ目のないシームレスな壁のこと。クロスを使わず塗装する為の工法。
ドレン
配水口のこと。
脱泡作業
FRP防水施工時に使う言葉。ネジの様なローラーで主剤塗り直後の泡を消す作業。FRP防水では必須作業と言える。