駐車場の床に使われる素材の種類と特徴
結城 伸太郎
駐車場の床は、面積が大きいため、外構のイメージを大きく左右します。
一般的には、コンクリートで施工されることが多いですが、他にもデザイン性の高い素材もあります。
このページでは、駐車場の床に使われる素材の種類と特徴について紹介しています。
コンクリート
コンクリートは、多くの駐車場で採用されている最もポピュラーな舗装の素材で、お手入れしやすさや耐久性が高いといった特徴があります。
但し、施工費用が高く、真夏は表面温度が上がりやすく照り返しがあるといったデメリットもあります。
アスファルト
一般の道路使用されている素材で、お手入れがしやすい特徴があります。広い面積を施工する際は割安になるので、大型の駐車場などで採用される場合が多いです。
但し、戸建の駐車場など、狭いスペースを施工する際は、割高になります。
砕石
砕石は、砂利を砕いたもので、砂状のものから40ミリ程度の大きさの石を混ぜて使います。地面に砕石を撒いて上から圧力をかけることで締まります。費用が安く、踏むと音がするので防犯の効果があります。
但し、石が跳ねて車を傷つけたり、除草や掃除の手間がかかるといったデメリットがあります。また、砂利は時間が経つにつれて減っていくので、補充する必要があります。
また、砕石にも化粧砕石といってカラフルな石や粒度の大小など様々あります。
タイル
タイルは、粘土を板状にして焼いたもので、吸水率が低く汚れにくいので、メンテナンスが楽といった特徴があります。
また、意匠性が良くデザインの自由度が高い特徴がありますが、施工費が高いデメリットがあります。
インターロッキングブロック
インターロッキングブロックは、コンクリートブロックの一種で、轢き詰めて施工を行います。工場で作られた既成コンクリート製なので耐久性が高く、隙間があるため水はけが良い特徴があります。
表面のテクスチャーや色が豊富で、安価なものから高価なものまで様々な種類があります。
ピンコロ
ピンコロは石材の一種で、一般的には10センチ角の花崗岩を指し、これらをを敷き詰めて施工を行います。
海外の石畳や斜路で採用されることが多く、滑りにくい特徴があります。
スタンプコンクリート
スタンプコンクリートは、コンクリートに模様や色をつける工法です。型紙を使うステンシルコンクリートや型押しを行うスタンプコンクリートなどの工法があります。模様や色のバリエーションが多く、様々な雰囲気を出すことができます。
タイルや既成コンクリートと違い、曲線や複雑な形も作れるのが特徴の一つです。
まとめ
駐車場の床は、一般的には、コンクリートが採用されることが多く、広い面積の駐車場は、アスファルトが多いです。
デザインなどにこだわりがない場合は、最も安価に施工できるのは砕石です。
デザインにこだわりたい場合は、タイルやインターロッキングブロック、ピンコロやスタンプコンクリートなどの施工方法があり、弊社ではスタンプコンクリートをオススメしています。