アクリルリシン:モルタル外壁の仕上げ:人気度★★☆
リシン仕上げとは
リシンとはモルタル外壁を作るときの仕上げの方の一種で、リシン仕上げ、またはリシン外壁などと呼ばれます。リシン仕上げされた外壁は小さな砂粒がパラパラとまぶされたような表面が特徴です。
モルタル外壁の仕上げ方法の中でもリシンは特にメジャーで、施工価格も安く通気性にも優れていることから90年代前半までは住宅外壁によく使われていました。
リシン仕上げの特徴
セメントとアクリルなどの樹脂に、細かく砕いた石を配合して顔料と混ぜ、リシンガンで勢いよく壁に吹き付けて作ります。
このとき部材に混ぜる石のことを「骨材」と呼び、リシンに使用する骨材はやや小さいため砂をまぶしたようなざらざらとした見た目になります。
とがった針で表面を削る「搔き落とし仕上げ」などもありこちらは凸凹が少し抑えられるため、やや落ち着いた見た目にしたい時などに選ばれます。
耐久年数は約10年以内と岩荒れ、耐久性が劣化すると骨材がボロボロ落ちるようになります。また、小さな凸凹の隙間にたまった汚れがこびりつき黒ずんで落ちなくなったり、内部でカビが繁殖したりするため塗装の際はしっかり洗浄しなければなりません。
カラーバリエー
スペック表
商品名 | 弾性アクリルリシン |
---|---|
荷姿 | 20㎏石油缶 |
色 | 各色 |
用途 | 内外装 |
適用下地 | コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、PC部材、スレート板、GRC板、押出成形セメント板、各種旧塗膜など |
性質 | 特殊骨材を使用しているため骨材の飛散が少なく、吹付作業性に優れている。 |
樹脂 | アクリル樹脂 |
機能 | 下地の微細なひび割れに追従し、雨水の侵入を防ぐ。耐水性・耐アルカリ性などに優れている。 |
塗布量 | 標準塗坪:10~12㎡/缶 |
設計価格 | 1,850円/㎡(下塗り材含み) |
次回塗替目安 | 6~10年 |
JIS規格 | JIS A 6909 可とう形外装薄塗材E |
■カタログダウンロード
https://www.sk-kaken.co.jp/product/exterior-finish-materials/softlithin/
■建築図書館展示
有り