山形県山形市の城北高校屋上|鉄骨造のアスファルト防水工事
結城 伸太郎
S造屋上 アスファルト防水断熱仕様 DI-1工法
山形市の城北高校屋上防水工事の事例です。仕様としては新築のアスファルト防水工事 断熱仕様となる「DI-1工法」となります。断熱材の厚みは35mm、平場の面積は659㎡ 立上りは72.1㎡です。別途機械架台のウレタン防水も行いました。
DI-1はプライマー施工後、アスファルトシートを1層流し貼りし、断熱材を貼り付け、自着のアスファルトシートを1層、仕上げの改質アスファルトシートを1層貼り、最後にトップコートを塗って完了となる工法です。
合計シートは3層構造となります。所謂露出工法となり押さえコンクリートは打設しない仕様です。使用メーカーはアスファルト防水、ウレタン塗膜防水共に田島ルーフィングです。
施工前後の写真
建物種別 | 公共 |
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- 仕様書
- ■屋上コンクリート下地
アスファルト防水DI-1工法
断熱材35mm 平場659㎡ 立上り72.1㎡(田島ルーフィング)
■機械架台
ウレタン塗膜防水X-2工法(田島ルーフィング)
写真ギャラリー
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施工前
屋上にコンクリート打設した状態。
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施工前
雪がどっさり積もって施工できないので全面に仮設の屋根を付ける事になりました。
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アスファルトプライマー塗布
ローラーと刷毛でアスファルトプライマーを十分に浸透させるよう塗布します。
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アスファルトプライマー施工完了
平場、立上り共に全面に塗布完了。
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釜焚き
屋上にアスファルト窯を設置しアスファルトを溶かします。火を使うため高温になり危険です。
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資材荷揚げ
約700平米の資材を上げるのは大変です。面積が増えれば増えるほど使う数量も多くなります。
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アスファルトシート流し貼り
溶かしたアスファルトでシートを貼っていきます。連続して貼っていくので連係プレイが必要です。
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断熱材貼り付け
35mmの断熱材を加工しながら貼っていきます。
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自着シート貼り付け
断熱材を貼り終えたら自着のストライプシートを貼っていきます。一度貼ると剥がれないのでまっすぐ丁寧に貼っていきます。ストライプシートは脱気の役割も果たします。
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アスファルトシート貼り
自着シート貼り付け後立上りからアスファルトシートを貼ります。溶かしたアスファルトは300度近くになるのでやけどに注意です。
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立上りのアスファルトシート貼り付け完了
立上りのシートは裁断加工して貼るので、裁断加工する役割と貼る役割と窯を焚く役割とでの連携です。
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平場の改質アスファルトシート貼り付け
平場全面に丁寧に貼っていきます。屋根足場用のジャッキを避けながら貼るのはかなり大変でした。
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平場の改質アスファルトシート貼り付け
どんどん貼っていきます。
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屋根足場のジャッキ
アスファルトの窯のおかげで屋根内部は暖かいのですが、とにかくジャッキの上げ下げに手間取ります。
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改質アスファルトシート貼り付け完了
何とか立上り、平場共に貼り終えました。
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改質アスファルトシート貼り付け完了
ここまできたらもう完了に近いです。
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改質アスファルトシート貼り付け完了
アスファルトシート3層+断熱材貼り付け完了。
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トップコート塗布完了
最後に全面にトップコートを塗って完了です。
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アルミ押さえ金物取付
最後に立上り端末部にアルミの金物を取り付けて完了となります。
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アスファルト防水DI-1工法完了
足場を解体して完了となります。
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アスファルト防水DI-1工法完了
完了後全景
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アスファルト防水DI-1工法完了
完了
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機械架台ウレタン防水完了
最後に機械架台のウレタン防水を塗布して完了となります。
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アスファルト防水+機械架台のウレタン防水完了
こういった狭い箇所のアスファルト防水は施工が大変です。
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