タイル剥落防止工法【タフレジンクリアガード】
結城 伸太郎
近年大型マンションやテナントビルなどのRC造(鉄筋コンクリート造)の外壁タイルは、張り替える工法よりも落下しないように防止する工法へと移ってきています。タイルの張り替えは、いくら同じタイルに焼いても貼り替え跡が目立ったり、工事費が割高だったりと様々な問題がありました。
今回紹介する工法は、タイルの浮きへのピン注入、そしてタイルの上から直接樹脂を被膜させ、タイルが落下しないようにする剥落防止工法です。既存のタイルの柄は損なわず、新築時の美しさがよみがえり、かつ歩行者や居住者に安全性を生む新しい商品です。
ゆうき総業㈱ではこうした新しい商品に着目し、「良い商品を良い状態で売る」ために管理と職人が一枚岩となり技能向上に努めております。弊社は新タイル剥落防止工法【タフレジンクリアガード工法】を東北第一の認定店となり、今後の外壁タイルの新しい改修工法として広めていきたいと考えています。
公共工事、アパートマンション、テナントビル、一般住宅の外壁タイル改修工事は【タフレジンクリアガード】をお勧めします。
目 次
外壁タイル剥落防止工法
ダイナミックレジン、タフレジンクリアガード工法。
用途:経年劣化した外壁タイルに強靭な無溶剤ウレアウレタン樹脂を塗布することにより第三者へのタイル落下による被害を防止する工法です。
高い透明度の確保
既存タイル模様の意匠性を確保できる透明な補強層の実現
優れた塗膜強度の確保
強靭なウレアウレタン樹脂を採用し優れた塗膜強度を確保
長期的な美観の確保
アクリルシリコーン系樹脂塗料使用による優れた耐候性を確保
認定施工店制度による施工体制
品質確保の徹底を図る施工体制を確立
クリアガードの施工手順
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プライマー塗布状況
ローラーにて均一に塗布します。
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補強層1回目施工中
ゴムごてで全面に塗布し専用ローラーにて膜厚と模様を均一にします。
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補強層2回目施工中
1回目に同じ
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仕上げ材1回目施工中
刷毛・ローラーを用いて塗装していきます。
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仕上げ材2回目施工中
1回目に同じ
乾燥後養生撤去
重要な下地処理工事
既存タイルの浮部の処理Ⅰ
既存タイルに0.25㎜以上の浮きがある場合にはあらかじめアンカー工法にて固定します。
既存タイルの浮部の処理Ⅱ
浮部を注入口付き開脚式アンカーピンで機械的に固定する共に注入口からエポキシ樹脂を注入し剥落を防止します。
欠損部、鉄筋露出部分の処理
エポキシ樹脂モルタルやポリマーセメントモルタルを充填し断面修復します。既存との段差に注意し平滑に均します。
ひび割れ部分の処理
0.2㎜以上のひび割れには「Uカットシール充填工法」または「アイカクイックインジェクター工法」にてひび割れ処理を実施します。
施工前のタイル面洗浄作業
タイル専用洗剤を用いて、高圧洗浄や手洗にて既存タイルの汚れを除去します。
第三者賠償責任保険に加入、安心できる施工体制を確立
タフレジンクリアガード工法研究会では、認定施工店が施工した工事を対象に引き渡し後に発生した第三者に対する賠償責任事故を保証する制度に加入していきます。
本保険制度は保険会社と第三者賠償責任保険「PL保険」の契約を締結しており「タフレジンクリアガード工法」全体を保証の対象としております。
以上がタフレジンクリアガード工法です。ビル・マンション、一般住宅などのRC造外壁タイルの改修工事はタイル剥落防止工法がおすすめです。
ぜひ一度ゆうき総業にご相談ください。