外構・エクステリアのデッキの種類と基礎知識
結城 伸太郎
デッキは、建物の外に作るスペースで、テラスやベランダ、バルコニーとの異なる特徴があります。
このページでは、デッキの種類、それぞれのメリット、デメリット、デッキの選び方について紹介しています。
デッキとはリビングの外に作る段差がないスペース
デッキとは、建物(リビング)の外に作るスペースで、部屋との段差がほとんど無い特徴があります。
デッキと似たようなスペースに、テラスやベランダ、バルコニーがありますが、それぞれ特徴が違います。
テラスは、庭の地面にタイルなどを敷いたスペースで、部屋との段差があり、ベランダは建物の外に張り出した屋根付きのスペース、バルコニーは2階以上で、屋根が無いスペースです。
デッキがればこんなことができます!
室内と段差が無いので、リビングの一部のように利用することができ、憩いの場やホームパーティ、バーベキュー、子供の遊ぶスペースなど、様々な用途があります。
デッキの種類と素材
デッキは、大きく分けて、ウッドデッキやタイルデッキの2種類になります。
タイルデッキの特徴
タイルデッキは、タイル張りのデッキで、掃除が簡単というメリットがあります。火や汚れに強いので、バーベキューを行うこともできます。
デメリットは、照り返しが強いので眩しく、夏は表面が熱くて冬は冷たい、濡れると滑りやすく表面が固いので、転ぶと大怪我する可能性があるといった点があげられます。
カラーバリエーションやデザインを重視するならタイルがお勧めです。
価格的には樹脂デッキと同等かそれ以上となります。
参考価格 2m×2m=30万円(タイルの素材による)
ウッドデッキの特徴
ウッドデッキは、天然木と人工木の2種類に分かれます。
天然木は、天然の風合や質感がありますが、素材によっては、カビやシロアリ、腐敗が発生する可能性があるので、メンテナンスが必要です。
人工木は、樹脂と木粉を混ぜて作られる建材で、天然木に近い質感があります。メンテナンスの必要はないですが、掃除を怠るとカビが発生する場合があります。
用途で違う!デッキの選び方
デッキを選ぶ際は、利用する目的を考慮する事が重要です。
バーベキューを行いのであれば、タイルデッキを選ぶ必要があり、子供の遊ぶスペースであれば、安全性を考慮してウッドデッキの方が良いです。また、用途によっての大きさも考慮する必要があります。
まとめ
・デッキは、建物の外にある部屋との段差がほとんど無いスペース
・憩いの場やホームパーティ、子供の遊ぶスペースなど、様々な用途で使える
・タイルデッキは、メンテナンスが楽だが、固くて夏は熱く冬は冷たい
・ウッドデッキは、天然木と人工木があり、メンテナンスや掃除の必要がある
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